記念すべき1本目の記事投稿!
今回はすべてのビジネスパーソンに必須な「仮説思考」についてやっていきます。
仮説思考ってなんだ?なんで重要なの?
そう思った方!大丈夫です。
この記事を読んでわかること
1.仮説思考とは何かがわかる
2.仮説思考の重要性がわかる
3.仮説思考のトレーニング方法がわかる
それでは見ていきましょう!
仮説思考とは?
仮説とはズバリ「仮の説」のことです!
いや、そのまんまじゃん!
もう少し掘り下げていきましょう。
「仮の説」とはまだ証明されていない仮の答えのことです。よくテレビとかで〇〇説というのをよく見かけますよね。あれが仮説です。他にも、「これから5Gの時代になって動画の需要が伸びていくはずだ」なども仮説になります。
このように仮説とはまだ証明はされていないが答えに近しいとされるものをいいます。
また、仮説は以下の2種類があります。
・解決仮説 ・課題仮説
2つの違いを簡単に説明すると、
解決仮説とは、物事の解決策に対する仮説のことで、「こういうのが解決策だろうな」というもの。
一方、課題仮説とは物事の課題を設定するための仮説のことで、「こういうことが課題としてあるかもしれない」というものです。
基本的に仮説思考とは、上の二つの仮説をセットで使いこなして「課題の設定→課題の解決」をしていくものです。しかし、これからの時代では、あたえられた情報から推論を繰り返して自ら課題を設定する課題仮説がより重要になってきます。
仮説思考を学ぶメリット
仮説思考を学ぶメリットは大きく3つあります。
1.仕事のスピードが上がる
2.先見性がつく
3.ビジネスマンとしての価値が上がる
仕事のスピードが上がる
仮説思考を持っていないとどうなるか?
仮説思考の反対は網羅思考です。
ビジネスパーソンには日々問題解決に追われています。その問題解決にあたり、網羅思考のひとは、考えうるすべての状況を調査、分析を行いその結果をもとにすべての結輪を出そうとしてしまいがちです。
実際にすべての状況を網羅し調査・分析するのはものすごく大変で非効率的です。
一方、仮説思考では、最初に仮説をたてて、正解らしい答えに素早くたどり着きます。そのあとはその仮説があっているかデータなど必要な情報や証拠を収集するので、無駄がなく効率的です。
もし間違った仮説を立ててしまったとしても、検証段階で仮説が間違いだと気付けばその都度修正をして、より確からしい仮説を新しくたてて検証するので無駄にはなりません。
また、経験を積むことでより素早く、正確な仮説を立てられるようになるので、間違った仮説を立てること自体は全く失敗でないのでどんどん自分で仮説をたててトレーニングを積んでいきましょう(トレーニングの仕方は後述)。
先見性がつく
仮説思考を持っている人は、世の中で起こっていることをもとに、これからどんなことが起こるのかを根拠を持って予測することができます。
例) これからのWithコロナの状況における航空業界のビジネスはどうなる? 〇人々は三密を避けるようになる →従来の飛行機は長時間にさらされるため、人々は乗りたがらないのでは? →これからは飛行機内の空間に対する安全性を求めるようになるのでは? →そうだとすると空間の安全性に配慮した内装や機能を持った飛行機のニーズが高まるのでは?
このように、「人々が三密を避ける」という事象から航空業界に起こるかもしれない未来について思考を運ぶことができました。上の例を見てもらったように、仮説思考では「~なのでは?」という思考を繰り返すことでこれからの未来を予測することができます。
これができることでビジネスで他社よりも一歩早く施策を打つことができます。
自分の価値が上がる
これからの時代は与えられたしごとをただこなすのではなく、自ら仕事をクリエイトしていく人材が求められます。
仮説思考ができる人はまさに自ら仕事を作り出していくことができるのです!
なんで仮説思考だと仕事を作り出せるの?
ビジネスマンにとって、仕事とは課題解決の連続です。仕事を遂行していくうえで問題はしょっちゅう発生し、これを解決することは誰でもできます。
仮説思考のを持つ人は、自ら課題を作り出しさらにその解決策を自分で作ることができるのです!
仮説思考がない人とある人の違いを分かりやすく図式化するとこんな感じです。
仮説思考なし:問題発生! ↑ これに対して解決策を考える 仮説思考あり:こういうことが問題になっているのでは? ↑ この問題は〇〇が原因で起こっているからこういうアプローチをとれば解決するだろう
まだ他の人が課題と認識していない状態でその課題を解決してしまうのですから、後者のほうが圧倒的に価値が高いですよね。
ちなみに、ビジネスマンにとって「その人の価値が高い」=「収入が多い」とも言えます。
仮説思考の鍛え方
筋のいい仮説を立てられるようになると、問題解決や意思決定のスピードが速くなり、生産性は劇的に向上します。
でもそんな筋のいい仮説が立てられるのなんて持って生まれた才能でしょ?
いいえ!そんなことありません!
普段から仮説をたてるトレーニングを繰り返して経験を積むことで仮説力は鍛えられます!
最初から完璧な仮説を立てられる人はいません。あくまで「仮の説」なので、思考するのを楽しむくらいの気持ちで練習しましょう。日常の中でのトレーニング例を挙げていきます。
世の中の流行り廃りを予測する
流行のものは仮説思考トレーニングの宝です。
「鬼滅の刃」を例に取り上げると、なぜあれほど流行ったのか?いつまで流行は続くのか?廃れるとしたらいつごろか?などその背景を踏まえて仮説を立てることができます。そしてその後の経過を負うとこで自分の仮説が正しかったのかどうかを図ることができます。
重要なのは根拠を自分の仮説のすべてに「なぜ?」を立てられるようにすることです。
町をみてその裏側には何があるのかを推測する
企業は合理的な意思決定をするので、その施策には何らかの理由や意味があるはずです。その理由や背景を「WHY」を深ぼっていくことで仮説を立てていきましょう。
例えば、駅の中にある広告。
なぜ数ある出稿先でここを選んだのか、なぜこの時期に出しているのか、というように「WHY」を突き詰めて考えていくことで自分なりの仮説を立てていくことができます。
また、考え方のポイントとして、
・どういう人をターゲットにしているのか
・企業はどんな課題があってその施策をしているのか
という視点を持つといいでしょう。
株価を予測する
株価はよく「人気投票」とたとえられます。人気が集まるのには必ず理由があります。
株価の変動は、さまざまな理由が複合的に重なって起こります。
・企業の業績による直接的なもの
・国内や海外情勢などマクロな事柄による間接的なもの
これらの要因をもとに、株価を予測してみましょう。
具体的には、特定の銘柄を定め、その株価が一定期間後に上がっているのか、下がっているのか仮説を立ててみるのがおすすめです。
ポイントは、1か月や3か月など、ある程度長期にわたって予測することです。毎日の株価の予測は、機関投資家やデイトレーダーによる突発的な売買の影響もあり、定性的に答え合わせすることが難しいためです。
まとめ
・仮説とは、まだ証明はされていないが答えに近しいもののこと
・仮説思考を身に着けると生産性が劇的に高まり、ビジネスマンとしての価値も上がる
・仮説思考は日々のトレーニングによって鍛えることができる。
いかがでしたでしょうか?
仮説思考はすべてのビジネスマンに求められるスキルです。
日々のトレーニングによって鍛えることができるので、個人としての価値を高めていきましょう!
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