「話が長い」「もっとわかりやすく話して」
こんなふうに人から言われることはないでしょうか?
人にわかりやすく伝えるためのトークスキルがないと、自分の思いを適切に伝えられず、損をすることが多くなります。トークスキルを身につけることでビジネスシーンだけでなく、日常生活においても役立つ場面が増えてきます。
そこで今回は、人にものを伝えるときに必要なトークスキルとその磨き方や役立つフレームワークを紹介していきます。
トークスキルを磨く重要性
日常において「話す」ということをしない日はほぼほぼないですよね?
そして規模の大小を問わず、相手を説得するということも日常的に行っています。
そのためトークスキルとはビジネスだけでなくプライベートも重要なスキルです。
それでは具体的にトークスキルの重要性についてみていきます。
アイデア自体には価値がない
あなたがどんななに素晴らしいアイデアを思い付いたとしても、それ自体には価値はなく、ほかの人にそのアイデアの有用性を分かりやすく伝えて初めて価値が出るものです。
例えばあなたが素晴らしいサービスの案を思い付いたとしても、そのサービスの良さを知ってもらわなければ世に広めることはできません。
Googleの創業者であるラリー・ペイジも、母校のMichigan大学でのスピーチでいかのようなことを言っています。
素晴らしいことを思い付いたらすぐに行動すること。アイデアに価値はない。実行することが大事だ
このようにどんなに素晴らしいアイデアを持っていたとしてもそれを人に伝えて実現させなければ意味はありません。
そのため、トークスキルを磨くということが重要になってくるのです。
プライベートを充実させるカギになる
トークスキルを磨くことで日常生活も充実させることができます。
あなたはプライベートでも人にものを伝える場面はたくさんありますよね?
- 友達に面白かった映画の魅力を説明するとき
- お店の人と値段交渉するとき
- 彼女に何かお願い事をするとき
このように日常的に人に物事を伝えるという行為をしているため、トークスキルを磨けば、自分が頭に思っていることを分かりやすく説得力のある形で相手に伝えることができます。
自分が思っていることをしっかりと相手に伝えることができればあなたは今以上にプライベートを思い通りにすることができます。
トークスキルの具体的な磨き方
ここまでトークスキルの重要性についてみてきましたが
「じゃあ具体的にやってトークスキルを身につければいいの?」
と思ったのではないでしょうか。
ここからは具体的なトークスキルの磨き方を以下の3つに分けて紹介します!
・PREP法を意識する
・話し終わった後に聞き手にどんなメリットがあるか伝える
・TEDやYoutubeを見ながら徹底的にパクる
PREP法を意識する
トークスキルを磨くにはまずPREP法を意識して話すようにしましょう。PREP法とは、
結論(Point)
理由(Reason)
具体例(Example)
結論(Point)
の順番に話す手法で、伝えたい情報を相手に分かりやすく効果的に伝えるための論理的な話し方のことです。
このPREP法を使うことで、聞き手にとって話が分かりやすく、最後まで聞きやすいというメリットがあります。
具体的な使い方は以下のようになります。
結論:私は読書は読むのではなく、聞くほうがいいと思います。 理由:なぜなら、聞く読書のほうが時間を有効に使えるからです。 具体例:例えば、読んでいる間は家事はできないけど、 「聞く読書」なら家事をしながら本を聞くことができます。 結論:このようにこれからは本は読むのではなく、聞くことをお勧めします。
このようにPREP法を使うことで、話が一貫して聞きやすくなるのでまずはPREP法を意識して話すようにしましょう。
話し終わった後に聞き手にどんなメリットがあるか伝える
あなたの話を聞くことで、聞き手にはどのようなメリットがあるのかをプレゼンの冒頭で伝えるようにしましょう。
聞き手のメリットを伝えることで、聞き手の興味を引くことができ、話を聞こうという姿勢になります。
例えば「この話を聞けばPREP法を完全に理解できます!」という言葉を冒頭に持ってくるだけで、聞き手は興味が高まり積極的に聞こうとします。
この記事でも最初に「この記事を読んでわかること」というように読んでくれる方にどのようなメリットがあるのかを伝えるようにしています。
このようにプレゼンの冒頭には、聞き手のめりとを伝えるようにしましょう!
TEDやYouTubeを見て徹底的にパクる!
TEDやYouTubeでは一流のプレゼンの動画をたくさん見ることができます。
そこで、一流の人たちのプレゼンを見てその人の身振り手振りやアクセントのつけ方などを徹底的に真似をして練習しましょう。
ボディーランゲージや抑揚のつけ方は、の注意を引き付けるために非常に需要な要素です。そして一流のプレゼンターはこれら非ボディーランゲージのコミュニケーションがとても優れているのでそれを見て徹底的に真似してみましょう。
トークスキルの向上に役に立つフレームワークを紹介!
ここではトークスキルの向上に役立つフレームワークを紹介します。フレームワークに合わせて話の構成を組めば簡単にわかりやすい話の土台を作ることができます。
PREP法、BFAB法、SDS法の3つのフレームワークを紹介します!
PREP法
PREPは具体的な練習法でも紹介しましたが重要なのでもう一度軽く紹介します。
PREP法とは
・結論
・理由
・具体例
・結論
の順番に話す手法です。聞き手に順序良く話が入ってくるので、聞き手はストレスなくはなしをきくことができます。
BFAB法
BFAB法とは
・利益(Benefit)
・根拠特徴(Feature)
・競合との差異(Advantage)
・利益(Benefit)
の順番に話す方法です。これは最初と最後に結論を持ってくるPREP法と似ていますね。BFAB法はPREP法を営業用に進化させたもと考えてください。
例)
<Benefit> 弊社のコップは熱々飲み物でも持つことができます。 <Feature> なぜなら、このコップは取っ手がついており、飲み物が入っている部分に触れないで持つことができるからです。 <Advantage> そのため、現在お使いのコップと異なり、飲み物の温度を気にせずに持つことができます。 <Benefit> よってこのコップを使っていただくことで熱々の飲み物をお楽しみいただけます。
このように、相手の利益を最初と最後に伝えることで、聞き手に結論を後押しすることができます。
営業で自社のサービスを提案するときにこのBFAB法を使ってみてください。
SDS法
SDS法とは
S…Summary(要約)
D…Details(詳細説明)
S…Summary(まとめ)
の順番に話す手法です。
例)
①S(要約) 仮想通貨が世界で急速に広まっているのには3つの理由があります ②D(説明) それは「手数料が既存の銀行より安い」「送金に時間がかからない」「口座を開けない人でも持てる」という3つの理由です。 ③S(まとめ) この3つの理由があるので仮想通貨は世界中で急激に使用される様になっているのです。
このように3回にわたって念を押すのがポイントです。
最初に要約・概要を話すことで聞き手の興味を引き付け、次んそれに関する詳細を説明することでより関心度を高める。
最後のまとめで念押しして相手に印象付ける。
このようなストーリー正のある一連の流れを作ることで相手の興味関心をこちらに向けることができます。
SDS法はプレゼンテーションやスピーチ、自己紹介など様々な場面で使えます。
ぜひ使ってみてください。
トークスキルを磨いて人生を豊かにしましょう!
今回はトークスキルの磨き方について紹介してきました!
PREP法やBFAB法などのフレームワークは知っているだけでは意味がないので実際に何回も練習して自由自在に使えるようにしてみて下さい!
トークスキルが上がればビジネスでもプライベートでも大活躍できること間違いなしです!
これからも学び狂っていきましょう!
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